
『AddQuicktag』の設定から使い方、別のWordPressサイトへのクイックタグの完全コピーのやり方まで、詳しく解説します。
タグやショートコードを『AddQuicktag』に設定して使いこなす、というのが当たり前の時代になりました。
ショートコードはデザインに関係するものが多いので、上手に使いこなして記事を読みやすくすることで、滞在率や回遊率をアップさせることが出来ます。
[topic color="orange" title="この記事はこんな人に読んでほしい"]- 長いタグのコピペがしんどい。
- 開始タグと終了タグをいちいち書きたくない。
- よく使うタグやショートコードを効率よく呼び出したい。
この記事のもくじ
AddQuicktagをインストールして有効化する
「ダッシュボード」→「プラグイン」→「新規追加」と進んで、

「プラグインの検索」に『AddQuicktag』と入力すると、自動的に表示されるので、左の画像の「今すぐインストール」をクリック。

さらに「有効化」をクリックすると、

自動化が完了すると、自動的に「インストール済みプラグイン」のページに移動します。
『AddQuicktag』が表示されているのが確認できます。

AddQuicktagは何をしてくれるのか?
例えば、こんなふうに太字になっている文字は、
文章には現れていませんが、このように、タグと呼ばれる記号と文字列で「太字にしてるよ!」を挟んでいます。
<b>太字にしてるよ!</b>
AddQuicktagなしで太字にするには、
<b>を入力して、
「太字にしてるよ!」というテキストを入れて、
</b>を入力する。
という3ステップの作業をしなくてはなりません。
ところが!
AddQuicktagにこの太字タグを登録しておくと、[keikou]1クリックでポン!と挟んでくれる[/keikou]のです。
この“1クリックでポン!”というのがね、記事を書く時にとても助かるの♪
チマチマした作業から解放されるのでやる気もアップ↑するのです!
ショートコードとは?タグとは?
WordPress固有のコード。
短い記述でいろいろな動作を呼び出して表現することができ、ブラケット [] を使って表します。
[xxx]という形で1個で使ったり、[xxx]と[/xxx]で前後から2個で挟んで使ったりします。
AddQuicktagで使うタグは、「htmlタグ」と呼ばれるもので、アングルブラケット <> を使って表します。
<xxx> → 開始タグ
</xxx> → 終了タグ(スラッシュ「/」が入ります)
「開始タグ」「と終了タグ」で挟んで使います。
AddQuicktagの設定
「ダッシュボード」→「プラグイン」→「インストール済みプラグイン」から、
AddQuicktagの「設定」をクリック。

「クイックタグ」というのは、これから登録していくタグのことです。
数字の個所(だけで十分)を記入します。

わかりやすい名前にしましょう
2. 開始タグ
開始タグを入力
3. 終了タグ
終了タグを入力。
※定型文の場合は、ここは空欄にします。
4. 順番
ここに半角数字(0~)を入れると、登録したクイックタグを番号順に表示します。
5. ラジオボタンにチェック
右端のラジオボタンにチェック(すべてのラジオボタンにチェックが入ります)を入れます。
6. 変更を保存
「変更を保存」をクリックして、クイックタグの登録が完了です。
Addquicktagにクイックタグを3つ登録してみる
ちょっと残念なのですが、
Addquicktagに登録するクイックタグは、1個ずつしか入力できない
ということを知っておいてください。
それでは、例としてクイックタグを3個登録してみましょう。
最初にショートコードを登録してみます。
1.ショートコードの入力例
蛍光ペンでアンダーライン、のイメージの下線を引いてくれるショートコードを入力してみます。
開始タグ [●keikou]
終了タグ [●/keikou]
※入力するときは●は付けません。
どんなショートコ-ドが実装されているかは、お使いのWordPressテーマで確認してください。

入力例

「順番」は、管理が必要になったときに数字を入れるといいと思います。

右端のラジオボタンにチェックを入れて「変更を保存」をクリック。

同様に以下の2つも(面倒だけど1個ずつ)、やってみてください。
2.タグを入力する
赤い太字を表示させるタグを入力してみます。
開始タグ <span style="color: #ff0000;"><b>
終了タグ </b></span>
3.定型文を入力する
例『はい、ワタシが定型文です。』
「ボタン名」と「開始タグ」のみに入力、「終了タグ」は空欄にします。
3つの入力が完了した状態です。

クイックタグの編集と削除
Addquicktagの編集と削除は、「設定」を開いて行います。

編集
編集が必要な枠内で編集して、「変更を保存」をクリック。
削除
削除するクイックタグの枠内を全部消して、「変更を保存」をクリック。
デフォルトのクイックタグを非表示にする
Addquicktagの「設定」を開いて、真ん中あたりまでスクロールすると、「デフォルトのクイックタグを非表示にする」という項目があるので、非表示にしたいクイックタグの行の右端のラジオボタンにチェックを入れて「変更を保存」をクリックしてください。
特に不便を感じなければ何もする必要はないと思います。
登録するクイックタグとの絡みや、使用するWordPressテーマのショートコードの装備など、デフォルトのクイックタグと被ってしまう場合があるかも知れません。
そんなときは適宜判断してくださいね。
『Gutenberg』でAddquicktagを使ってみよう
『Gutenberg』は導入ホヤホヤのWordPressのエディタです
使いづらい、という人も多いGutenbergですが、いずれは覚えなくてはなりませんし、新しいモノっていうのは最初はとっつきづらいものです。
が、“早く慣れるが吉”なので、当サイトでは“Gutenbergオシ!”で進めていきます。
どうかご理解くださいね。
それでは、「ダッシュボード」→「投稿」→「新規追加」、と開きましょう。

タイトルを入れて、

丸の中にプラス記号(ブロックの追加ボタン)を押して、フォーマットを開きます。

「クラシック」をクリック。

「クラシック」が開いたら中を適当にクリック。

出ーたッ!Gutenberg以前の見慣れたWordPressエディターが現れましたね。
「Quicktags」の右の三角マークをクリックすると、Addquicktagに登録したクイックタグのボタン名がズラッと表示されます。

たくさん並んだときに判別しやすいボタン名をつけましょう!
※クラシックの画面は、プラグイン『Classic Editor』をインストールしなくても使うことができます。
現れたクラシック画面に「蛍光ペンみたいなアンダーライン」と入力して、ドラッグをかけて、

Quicktagsから「蛍光ペン」を選択してクリック。

蛍光ペンのショートコードでちゃんと挟まれています。


蛍光ペンのショートコードが設定されているWordPressテーマだと、下のように表示されます。

ここでは省略しますが、赤い太字と定型文も試してみてくださいね。
定型文は、定型文を表示させたい場所にカーソルを置いて、登録した定型文のボタン名「定型文」をクリックします。
無料WordPressテーマ3つの『Gutenbergクラシック画面』を比較
こちらの記事で、お勧めの無料WordPressテーマについて書きました。
これら3つの無料WordPressテーマのクラシック画面をデフォルトで比較して、それぞれのテーマの特徴を見てみましょう。
Cocoon(コクーン)

吹き出し、テンプレート、アフィリエイト、タグ、ショートコード、
Simplicity2とGiraffeにはない機能がデフォルトで装備されているので、インストールするだけで使えます。
アフィリエイトをしながらサイトを育てたいしたい、というWordPress初心者さんに向いている感じです。
Simplicity2(シンプリシティ2)

上のCocoonと同じ製作者さんですが、こちらはとてもシンプル。
Giraffe(ジラーフ)

当サイトお勧めの無料WordPressテーマです。
クイックタグは効率化を考えて選ぶ
記事数を重ねるうちに、よく使うタグというのが出てきます。
そのタグを使うのに3手間かかっているのなら、クイックタグに登録することで1手間にできます。
黒の太字&黄色い背景
開始タグ <span style="background-color:#ffff00"><strong>
終了タグ </strong></span>
強調によく使われますね。

表示例
14pxの太い赤字
開始タグ <font size="14px" color="ff0000"><strong>
終了タグ </strong></font>
赤は緊張の色なので、注意や警告を強調したいときに使えます。

表示例
よく使うタグだけど装備されていない、設置に時間がかかる、そんなタグがあったらクイックタグに登録しましょう。
jsonファイルはクイックタグを一発完コピしてくれる
Addquicktagに登録したクイックタグのデータは、「json(ジェイソン)ファイル」と呼ばれるファイルに格納されていて、Addquicktagの設定画面からダウンロードできます。
ダウンロードした「jsonファイル」を新しいWordPressサイトにアップロードすると、クイックデータをコピーしてくれるんです。
同じWordPressテーマ同士なら最大助かりますよ。
「jsonファイル」をダウンロードする
Addquicktagの「設定」を開いて、一番下までスクロールして、「エクスポート」の中の「エクスポートファイルのダウンロード」をクリック。

PCの画面上に「○○○.json」というファイルが現れます。

※画像が違っていても、ファイル名が一致していれば大丈夫です。
このファイルの中に、あなたが現在開いているWordPressサイトのクイックタグ情報が入っています。
「jsonファイル」をアップロードする
次に、コピー先のWordPressサイトにログインします。
同じく、Addquicktagの「設定」を開いて、一番下までスクロールして「ファイルを選択」をクリック。

開いた画面から、先ほどの「○○○.json」というファイルを選択。

インポート画面に戻るので、ファイル名を確認して、「ファイルのアップロード・インポート」をクリック。

コピー先のWordPressサイトのAddquicktag「設定」が開いて、「クイックタグの追加と削除」が表示されるので、ちゃんとコピーされているかを確認してください。

はい、以上でクイックタグの完コピが完了しました!
ここまでAddquicktagを使いこなせたら十分ですよ。
※「jsonファイル」はクイックデータを上書きするので、既存のWordPressサイトにアップロードするときは確認してくださいね。
まとめ
最近ではいろいろなWordPressテーマが出回るようになり、ショートコードの認知度も上がっています。
タグ、定型文、そしてショートコード。
Addquicktagの出番はますます増えていくことでしょう。
長めの定型文をクイックタグで登録しておいて、記事ごとにリライト。
そんな使い方も出来ると思います。
ツールは使い方次第です。
自分に合ったAddquicktagの使い方を見つけてみてください。
積み重なっていく経験と実績にかんぱーい♪
