
Googleカレンダーと連携させて毎月の予約管理をする。
ほぼ1日かけて、ああでもないこうでもないを繰り返しながら、やっとこの答えにたどり着けました。
あぁ、知らないということはこんなにも時間のかかるものなのだ。
調べたら解決できてしまうウェブの世界は素晴らしい。
などといろいろ考えながら、七転び八起きの精神(出来ちゃえば何とでも言える!)で、Googleカレンダーで予約管理の状況をリアルタイムでWordPressに表示させることが出来ました。
他にもきっと必要な人がいるはず!なんて思いながら、かなり詳しくその流れを記事にまとめみたんですけれどもが。
あまりにも詳しすぎて、それ知ってる!、な部分があるかも知れないので、どうぞすっ飛ばしながら読み進めていただけたらと思います。
ではイッてみるぞな!
この記事のもくじ
Googleカレンダーで予約管理をする
コンサル、英会話教室など、1時間刻みで受講するシステムのオンライン講座などだと、いちいちメールで空き状況を確認する、なんていうのは面倒この上なし。
運営する人、受講する人、どちらの手も出来るだけ煩わせないようにするためには、1時間(あるいは30分)刻みでその日の予約状況が確認できればありがたい。
Googleカレンダーを利用した予約管理だとそれが可能になります。
もちろん無料で出来てしまいますよ。
お金はかかりませんが、脳みそさんにはそれなりに頑張ってもらわなくてはなりません。予約管理が必要だっていう人は、どうぞ粘り強くゴールまでたどり着いて下さいませね。
必要なもの
・WordPressのプラグイン『Simple Calendar』
・『Google API Key』
・Googleカレンダーの『カレンダーID』
必要なものは4つです。
上からひとつずつ順繰りこなしていきましょう。
Googleのアカウントを取得する
Gmailを使ってる人はけっこう多いと思うので、アカウントを持ってるという人はここは飛ばして下さい。
Googleアカウントをまだ持っていないという方は以下の記事を参考にGmailアカウント(=Googleアカウント)を取得しましょう。
Gmailのアカウント取得方法を微に入り細にわたり詳しく解説
取得したアカウントでGmailにログインしておいてください。
プラグイン『Simple Calendar』をインストールして有効化しておく
自分のWordPressにログインして、「ダッシュボード」→「プラグイン」→「新規追加」
『Simple Calendar』で検索してインストール
有効化する
シンドいけど、Google API Key を楽しく取得しちゃうよ~ん♪
ここで取得するAPIキーはAkismetで使ったのとは別物なので注意してくださいね。
「Akismetって何?」な方は気にしなくても大丈夫ですよ。
プラグイン『Simple Calendar』を有効化したところで、ダッシュボードの左サイドバーに「Calendars」という項目が増えているはずなので、「Calendars」→「Settings」を開きます。
画像の番号順に作業を進めて行きます。
1.『Google Developers Console』をクリックします。
開いた画面の「プロジェクトの選択」の右にある下向きの三角形をクリック。
右上の「+」をクリック。
ここで利用規約の更新が表示されますが。「はい」→「同意」で進みます。
新しいプロジェクトの画面が開くので、プロジェクト名を『Google Calendar API Key』とでもして、「はい」→「はい」で進んで「作成」をクリックします。
「読み込めませんでした」というドキッとさせるような表示が出ますがビビるなかれ。
もう一度「プロジェクトを選択」の三角形をクリックします。
先ほど設定したプロジェクト名をクリック
「有効にする」をクリック。
ライブラリを表示させて『Calendar API』をクリック。
拡大図です。
「認証情報を作成」をクリックしまーす。
ほんと手続きメンドーい!でももうすぐだよ!!
図のように選択して「必要な認証情報」をクリック。ここは適当に選択しています。
この状態で左サイドバーの「認証情報」をクリック。
中央に現れた「API 認証情報」の「認証情報を作成」のプルダウンから「API キー」と書かれた項目をクリック。
はい!ジャッカジャーン!!
やっと現れてくれました。これがここで使用する『Google API Key』というヤツであります。
『Google API Key』の生成が確認できたので、この表示は閉じてオッケーです。
『Google API Key』をコピーして、先ほどのプラグイン『Simple Calendar』に入力していきます。
2~3.プラグイン『Simple Calendar』に『Google API Key』を入力する。
『Google API Key』をコピーします。
最後に「変更を保存」をクリックします。
次はGoogleカレンダー側を設定しますよー。
プラグイン『Simple Calendar』にGoogleカレンダーIDを設定する
まず、GoogleカレンダーIDを取得する
GmailのページのGoogleアプリ(ルービックキューブみたいなアイコン)から「カレンダー」を選択します。
左サイドバーのプルダウンメニューから「新しいカレンダーの作成」をクリック。
カレンダー名を「予約管理」にして、
「このカレンダーを一般公開する」にチェック(入れないとWordPressで表示できません)を入れて、「カレンダーを作成」をクリック。
「マジで公開しちゃっていいの?」なメッセージが出るので「はい」をクリック。
マイカレンダーに今作った「予約管理」のカレンダーが追加されているので、プルダウンメニューから「カレンダー設定」を選択。
おぉ、「カレンダー ID」が現れました!
ここまで来たら、自分の頑張りにちょっと泣いちゃっても良いですよ。(笑)
さぁ、ゴールまでもう少しです!
ちょっとだけリラックスして進みましょう♪
プラグイン『Simple Calendar』とGoogleカレンダーを紐づける
WordPressのダッシュボードから、「Calendars」→「Add new」を選択。
WordPressの投稿画面と同じような画面が開きます。このページはカレンダーショートコードを確定するために用意されているようです。
「ここのタイトルを入力」の部分には「カレンダー」とでも書いておきましょう。後で編集も可能です。
その下に「Calendar Settings」があるので画像のように設定します。
「カレンダー ID」を入力したら右サイドバー上部の「公開」をクリックします。「公開」をクリックしないと「カレンダー ID」が保存されないようです。
これで右サイドバー下部に表示されているショートコードが確定しました。
以降は、
[calendar id="4ケタの数字"]
というショートコードをカレンダーを表示させたい場所に貼り付けると、サービスを提供する側と受ける側でカレンダーを共有することが出来ます。
このように表示されます。
Googleカレンダーに書き込んでWordPressとの連動を確認する
Googleカレンダーに予定を書き込む
まず、目的のカレンダーのみを表示させます。今回は「予約管理」と名前を付けたカレンダーのみを表示させます。
それでは!禁断の日曜日の真っ昼間の3時間!
8月13日の正午~午後3時まで、『昼下がりのハーレムパラダイス♪』を楽しんでしまいましょう!!!
まずは、8/13(日)の午前12時をクリックして、『昼下がりのハーレムパラダイス♪』と入力して「作成」をクリック。
出来た枠の下をドラッグして午後2時いっぱいまで引っ張ります。この操作は「作成」の隣の「編集」からも出来ます。
はい、ドッキドキの予定が入りましたね♪
WordPressに設置したカレンダーとの連動を確認
は、このようにちゃんと表示されています。そして、イベント名の上にカーソルを持って来ると、イベントの時間帯まで表示してくれます
1日の中に複数のイベントを書き込むことも出来ます。
それぞれのイベントごとにカーソルオンで詳細を見ることが出来ます。
まとめ
今回のGoogleカレンダーを利用した予定管理は3つのメリットがあります。
1.クライアントさんと管理者で毎月の予定がリアルタイムで共有確認できる。
2.クライアントさん側からは書き込めないので冷やかし防止になる。
3.管理者はログインしてGoogleカレンダーで予定を一元管理できる。
注意しなくてはいけないのは、管理者は、
キャンセル、変更、新規申し込み、をこまめにチェックしていなくてはならない
ということ。
このあたりは信用にも関わってくるので気を付けたいところです。
「google calendar」で検索するとアプリがあるので、タブレットやスマホでも管理することができます。
お、と思った方は使ってみてくださいね。