
プラグインを使ってWordPressnoの記事を手動で移転する方法を紹介します。
なぜ、記事の移転を手動にしたのかというと、理由が2つありまして、
一つは、記事数が20記事程度なので手動で問題なし、だったこと。
もう一つが、データベースをイジりたくなかったのです。
一気にやるとすると、データベースに手を入れていく感じだったので。。。
ワ・タ・シ、データベースコワい!です。操作を覚えなくては、と思ってはいるのですが。。。
リダイレクトとは?
指定したウェブページから他のウェブページへ自動的に転送されること。
301リダイレクトとは?
URLが将来に亘ってずっと変更される場合に用いられる転送処理。
被リンク等の評価を、転送先のURLに引き継がせることが出来る。
『Simple 301 Redirects』は転送元に設定します。
ここは肝心なところなので、しっかり確認してくださいね。
『Simple 301 Redirects』のウレシイ♪機能
WordPressのプラグイン『Simple 301 Redirects』を転送元のURLに設定すると、被リンク数などの評価を維持したまま、指定した新しいURLに転送できる。
評価をそのままキープして記事の引っ越しが出来るのはかなり有り難いことです。
では、進めていきましょう。
下記の1~5の流れで説明しますね。
1. 『Simple 301 Redirects』をインストールする
2. 転送元と転送先を設定して保存する
3. 記事を丸ごと転送先のURLにコピペする
4. 画像を移転して転送先のURLで貼り替える
5. 転送元の記事と画像を削除する
この記事のもくじ
1. 『Simple 301 Redirects』をインストールする
ダッシュボードから、「プラグイン」→「新規追加」を開きます。
右上のキーワード横の欄に「Simple 301 Redirects」と入力すると自動的に『Simple 301 Redirects』が表示されます。
「今すぐインストール」をクリック。
「インストール中」から「有効化」に変わったら、「有効化」をクリック。
ダッシュボードから、「設定」→「301 Redirects」を選択。
『Simple 301 Redirects』の入力画面が開きます。
左の Request の下に転送元のディレクトリを、右の Destination の下に転送先の URL を、
それぞれ入力します。次で詳しく解説します。
2. 転送元と転送先を設定して保存する
転送元はディレクトリ、転送先は URL 、の解説
画像の「ディレクトリ」と「URL」をそれぞれ『Simple 301 Redirects』の入力画面に入力します。
これが入力した状態です。
「Use Wildcards?」にチェックを入れないで「変更を保存」をクリック。
削除する時は、画像にはありませんが、右側に「Delete」ボタンがあるので、クリックで削除してください。
ひとつ入力して保存すると、下に新しく空欄が現れるので、複数登録していけます。
ちゃんと転送されされてるか確認してね
確認はとっても簡単です。
転送元のURLをクリック、または、アドレスバーに入力して、
転送先のURLでまったく同じページが表示されたらオッケー。
これで、301リダイレクトが設定された事になります。
転送元にドメイントップ(http://example.com/)を設定する時は、半角のスラッシュ「/」だけを入れて下さい。
3. 記事を丸ごと転送先のURLにコピペする
転送する記事の編集画面を開いて「テキスト」を選択、すべてコピーします。
転送先の「投稿の新規追加」ページを開いて、「テキスト」を選択して貼り付け(ペースト)ます。そのまま「ビジュアル」に切り換えてください。
転送元とまったく同じ記事が表示されていると思います。
次は画像を転送先に移動します。
4. 画像を転送先のURLで貼り替える
画像は転送元にそのまま残しておけばまったく同じように表示はされますが、記事のURLと画像のURLが別のドメインになっているというヤヤこしい状況になってしまいます。これをGoogle先生がどう思うか?
将来的には転送元のドメインは使わなくなるかも知れません。
なんて面倒臭い事をいちいち考えなくても良いように、画像も転送先のURLへ全部移動しましょう。スッキリさせるのが一番ですからね。
画像は記事ごとにフォルダを作って保存しよう
管理や、後々の修正作業が楽なように、私は記事ごとにフォルダを作って保存しています。
フォルダ名は記事番号で付けています。
「記事001」とかいう感じです。
では、名前を付けたフォルダを開いて、
転送元の画像を転送先のフォルダにコピペしていく
画像をコピペできる状態まで持っていきます。
まず、転送元のダッシュボードからメディアライブラリを開きます。
目的の画像をクリックして、右サイドバー下の「さらに詳細を編集」をクリック。
この状態になると画像がコピペできるようになります。
以下同じように、必要な画像を全部、転送先にある新しい名前を付けたフォルダにコピペします。
ここは、移動した画像ファイル名を変更したい人だけやってね
移動した記事であっても、区別しやすいように、私は移動日でファイル名を付けるようにしています。
2017年2月19日に移動したのなら、ファイル名は、
「170219-00」(00はアイキャッチ画像)、
以降は連番でファイルの数(多い時もあるので2桁)だけ、
「170219-01」、「170219-02」、、、
といった感じです。
記事番号でフォルダを作って、
その中に日付の連番で画像を保存しておく
これをやっておくと、画像の検索が早く出来るので、記事の修正や画像追加などが効率よく出来るようになります。
5. 転送元の記事と画像を削除する
以上で、引っ越し先に記事と画像を全部コピー出来ました。
ここまで完了したら、転送元の記事と画像を全部削除します。
で、この「301ダイレクト」っていつまでやるの?
これは個人の判断で良いと思うのですが、私の場合はすべての記事を移転するので、転送元のドメインの更新期限までにしようと思っています。
その間に、転送先のURLで落ち着くのではないかと思っていますよ。
転送元にほかの記事があって、そのまま運用するということであれば、特に何かをする必要はありませんね。
取りあえず、記事移転の作業はここまでで完了です。
おつかれ様でした!
このプラグインは、ブログがごった煮状態になった時にも使えるよ
例えばですが、ブログにいろいろな記事を増やしているうちに、「これは独立させても良いんじゃないか?」な部分が出てきたとします。
そんな時は、新しいドメインを取得して新規でブログを立ち上げるということも出来ます。
「301ダイレクト」で記事を移転させたら良いですよね。
被リンク数が引き継げるという強みが生きる
その場合は、まっさらの新しいドメインに移転したとしても、被リンク数がモノを言ってくれます。ウェブ上に姿を現して働いてくれるのもきっと早いだろうと思います。
WordPress管理の一環として、この展開方法も覚えておくとヨロシイんじゃないでしょうか。
一つのWordPressサイトの中で移動させる時
例えば、 https://example.com/ の中の
『https://example.com/chotto/』から『https://example.com/naniyo/』へ
移動する時は、
1. まず、https://example.com/ に『Simple 301 Redirects』をインストールして有効化します。
2. そして、
左のRequestの下に『/chotto/』
右のDestinationの下に『/naniyo/』
と入力してやってみて下さいね。